労務コラム 2018.02.15

「やりがい搾取」という言葉をご存知ですか?

東京大学の本田由紀氏が2000年代後半に論文等で述べた内容から生まれた言葉です。

イマドキの若者は「公よりも個を大切にする」と言われます。その一方で「認められたい」「自己肯定感を得たい」傾向があり、働く上でも「お金」よりも「自己実現」を重視します。

その気持ちを逆手に取り、労働者への報酬を「金銭」ではなく「やりがい」で与えるのが「やりがい搾取」です。労働者はしたい仕事に邁進し「やりがい」を得る代わりに、低賃金、時には無報酬で長時間の残業を行います。労働者本人は「搾取」されていると思わず、満足を感じていることが多くあります。
労働者に自発的に仕事を通じての自己実現の機会を与えているように見えますが、実際は経営者が少ない賃金でより大きな利益を得ようとしているところに問題があります。

仕事に面白さを感じ、長時間労働することはやがてワーカーホリックに繋がり、低賃金での労働が横行することは、その業界全体の平均賃金の低下にも繋がります。

では、この問題に対して企業側としてどのような点に気を付ける必要があるのでしょうか?次回は企業側の視点からお話をしたいと思います。

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