【最新情報】2025年10月から全国最低賃金引上げ!事前に確認が必要な事項は?

この記事でわかること
  • 2025年度 最低賃金の状況
  • 最低賃金とは
  • 最低賃金以上かどうかを確認する方法

2025年度 最低賃金の状況

厚生労働省の中央最低賃金審議会にて、2025年度の最低賃金の目安を全国加重平均で1,118円とする答申が取りまとめられました。

答申された改定額は、都道府県労働局での異議申出に関する手続を経た上で、都道府県労働局長の決定により、10月1日から11月1日までの間に順次発効される予定です。

今後、正式な最低賃金額が公表されますが、
答申内容から変更されることは稀なケースなので事前の確認が必要です。

近畿圏では、下記のような引き上げが10月より順次行われる予定となります。

 


都道府県名


答申された改定額 


引上げ額


施行予定日

三重県


1,087円 (1,023円)


+64円


2025年11月21日

滋賀県


1,080円(1,017円)


+63円


2025年10月上旬

京都府


1,122円(1,058円)


+64円


2025年11月21日

大阪府


1,177円(1,114円)


+63円


2025年10月16日

兵庫県


1,116円(1,052円)


+64円


2025年10月04日

奈良県


1,051円( 986円)


+65円


2025年11月16日

和歌山県


1,045円( 980円)


+65円


2025年11月01日


 

地方最低賃金審議会が答申した地域別最低賃金

関西近郊以外で、2025年09月現在答申が出ている地域は下記となります。
→ 2025年09月26日 情報更新いたしました。

 

北海道・東北地方


都道府県名


答申された改定額 


引上げ額


施行予定日

北海道

1,075円 (1,010円)


+65円

2025年10月4日

青森県

1,029円(953円)


+76円


2025年11月21日


岩手県

1,031円(952円)


+79円


2025年12月01日

宮城県


1,038円(973円)


+65円


2025年10月04日

秋田県


1,031円(951円)


+80円


2026年03月31日

山形県


1,032円(955円)

+77円

2025年12月23日

福島県


1,033円(955円)


+78円


2026年 1月1日

  

関東地方


都道府県名


答申された改定額 


引上げ額


施行予定日

東京都


1,226円 (1,163円)


+63円

2025年10月03日

神奈川県


1,225円(1,162円)


+63円


2025年10月4日

埼玉県


1,141円(1,078円)


+63円


2025年11月01日

千葉県


1,140円(1,076円)


+64円


2025年10月03日

茨城県

1,074円(1,005円)


+69円


2025年10月12日

栃木県


1,068円(1,004円)


+64円


2025年10月01日

群馬県


1,063円( 985円)


+78円


2026年03月01日

 

北陸地方


都道府県名


答申された改定額 


引上げ額


施行予定日

新潟県

1,050円 (985円)


+65円


2025年10月02日

富山県

1,062円(998円)


+64円


2025年10月12日

石川県



1,054円(984円)


+70円


2025年10月08日

福井県


1,053円(984円)


+69円


2025年10月08日

 

中部地方


都道府県名


答申された改定額 


引上げ額


施行予定日

山梨県

1,052円(988円)


+64円


2025年12月01日

長野県


1,061円( 998円)


+63円


2025年10月03日

岐阜県


1,065円( 1,001円)

+64円

2025年10月18日

静岡県


1,097円( 1,034円)

+63円

2025年11月01日

愛知県


1,077円( 1,140円)

+63円

2025年10月18日

 

四国地方


都道府県名


答申された改定額 


引上げ額


施行予定日

徳島県

1,046円 (980円)


+66円


2026年01月01日

香川県

1,036円(970円)


+66円


2025年10月18日

愛媛県



1,033円(956円)


+77円


2025年12月01日

高知県


1,023円(952円)

+71円

2025年12月01日

 

中国地方


都道府県名


答申された改定額 


引上げ額


施行予定日

岡山県

1,047円 (982円)

+65円


2025年12月01日

広島県

1,085円(1,020円)


+65円

2025年11月01日

鳥取県



1,030円(957円)


+73円


2025年10月04日

島根県


1,033円(962円)


+71円


2025年11月17日

山口県

1,043円(979円)


+64円


2025年10月16日

 

九州地方・沖縄県


都道府県名


答申された改定額 


引上げ額


施行予定日

福岡県

1,057円 (992円)


+65円


2025年11月16日

佐賀県


1,030円 (956円)

+74円

2025年11月21日

長崎県


1,031円 (953円)

+78円

2025年12月01日

熊本県


1,034円 (952円)

+82円

2026年01月01日

大分県


1,035円(954円)

+81円

2026年 1月1日

宮崎県


1,023円(952円)

+71円

2025年11月16日

鹿児島県


1,026円(953円)

+73円

2025年11月01日

沖縄県


1,023円(952円)

+71円


2025年12月01日

 

最低賃金を下回った給料を支払うとどうなる?

最低賃金制度とは、国が賃金の最低限度を定めており、最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。

会社と従業員双方の合意の上で、最低賃金額より低い賃金を定めたとしても、それは法律によって無効とされ、最低賃金額と同額の定めをしたものとされます。

したがって、最低賃金未満の賃金しか支払わなかった場合には、最低賃金額との差額を支払わなくてはなりません。

また、最低賃金法には罰則規定があり、地域別最低賃金未満の場合は50万円以下の罰金、産業別最低賃金未満の場合は30万円以下の罰金を支払うことが定められています。


 

最低賃金以上かどうかを確認する方法

(1) 時間給制の場合

時間給≧最低賃金額(時間額)

(2) 日給制の場合

日給÷1日の所定労働時間≧最低賃金額(時間額)

ただし、日額が定められている特定(産業別)最低賃金が適用される場合には、

日給≧最低賃金額(日額)

(3) 月給制の場合

月給÷1箇月平均所定労働時間≧最低賃金額(時間額)

(4) 出来高払制その他の請負制によって定められた賃金の場合

出来高払制その他の請負制によって計算された賃金の総額を総労働時間数で割り算し、時間当たりの金額に換算し、最低賃金額(時間額)と比較します。

(5) 上記(1)、(2)、(3)、(4)の組み合わせの場合

日給制と月給制が組み合わさる場合は、それぞれの式により時間額に換算し、それを合計したものと最低賃金額(時間額)を比較します。

 

一人ひとりの生産性を高める施策・選択肢が必須

人件費が高騰し続ける中、企業経営を成り立たせていくには、現状の業務を整理し、社員1人1人の生産性を高めて、売上を拡大させる以外の施策・選択肢はありません。

例えば、
●手書きしていた出勤簿をエクセルや勤怠システムに切り替える
●従業員を商工会が実施している無料の研修に行かせてスキルを向上させる
こういった小さな取り組みでも積み重ねていくことで生産性の向上を図れます。

この程度の小規模の取り組みによる改善であれば、小さな労力を使うだけで十分に行うことができます。
しかし最低賃金のアップをニュースの一つとして見過ごし、このまま現状維持を続ければ、必ず近い将来もっと大きな犠牲を伴うことになります。今からやれることがいくつもあります。

参考:

東京労働局_東京都最低賃金を1,226円に引上げます
大阪労働局_大阪府最低賃金を63円引上げ 時間額1,177円に
福岡労働局_~令和7年度の福岡県最低賃金の改正決定について答申が行われました~
愛知労働局_愛知県最低賃金が10月18日から1,140円に改正予定
兵庫労働局_兵庫県最低賃金 時間額1,116円を答申
三重労働局_令和7年度 三重地方最低賃金審議会 三重県最低賃金を64円引上げ、時間額1,087円を答申
滋賀労働局_滋賀県最低賃金の改正答申について
京都労働局_京都府最低賃金が時間額1,122円に
奈良労働局_令和7年度 奈良県最低賃金の改正決定について(答申)
和歌山労働局_令和7年度和歌山県最低賃金の改正決定の答申について

北海道労働局_令和7年度北海道最低賃金額の改正を答申
青森労働局_青森県最低賃金を時間額1,029円に
岩手労働局_岩手県最低賃金の改正決定の答申について
宮城労働局_宮城県最低賃金の改正が決定しました
秋田労働局_秋田県最低賃金を時間額1,031円に

山形労働局_山形県最低賃金を77円引上げ、時間額1,032円に

神奈川労働局_神奈川県最低賃金額63円の引上げへ
埼玉労働局_埼玉県最低賃金の改正を答申
千葉労働局_千葉県最低賃金の64円の引上げを答申
茨城労働局_令和7年度茨城県最低賃金の改正答申について
栃木労働局_令和7年度栃木県最低賃金の改定を答申
群馬労働局_群馬地方最低賃金審議会の答申

新潟労働局_令和7年新潟県最低賃金の改定決定について
富山労働局_富山県最低賃金「時間額1,062円」と答申されました
石川労働局_令和7年度石川県最低賃金の改正答申について
福井労働局_福井県最低賃金 時間額984円を69円引き上げ、時間額1,053円へ答申

山梨労働局_山梨県最低賃金は64円の引上げ
長野労働局_長野県最低賃金が改正されます
岐阜労働局_岐阜県最低賃金を 1,065 円に
静岡労働局_令和7年度静岡県最低賃金の改正答申について

徳島労働局_徳島県最低賃金の引上げが答申されました
香川労働局_令和7年度香川県最低賃金の改正答申について
愛媛労働局_愛媛県最低賃金 時間額1,033円を答申
高知労働局_令和7年度高知県最低賃金の改正答申について

岡山労働局_岡山県最低賃金 1,047 円を答申!
広島労働局_広島県最低賃金は65円(6.37%)引き上げて「時間額1,085円」に
鳥取労働局_令和7年度鳥取県最低賃金の改正答申について
島根労働局_島根県最低賃金71円の引上げ 時間額1,033円に
山口労働局_令和7年度山口県最低賃金改正に関する答申が行われました

福岡労働局_福岡県最低賃金の65円引上げを答申
佐賀労働局_佐賀県最低賃金の74円引上げ時間額1,030円へ
長崎労働局_「長崎県最低賃金」の改正決定の答申について
熊本労働局_令和7年度熊本県最低賃金の改正答申について
宮崎労働局_令和7年度宮崎県最低賃金の改正答申について
鹿児島労働局_鹿児島県最低賃金の改正決定について(答申)
沖縄労働局_令和7年度沖縄県最低賃金の改正答申について



厚生労働省_最低賃金額以上かどうかを確認する方法

 

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